「砕石パイル工法」とは?

こんにちは! 長野で注文住宅・デザイン住宅を手がけかている「ALOHA100」設計の菅原です。

前回の記事では、日本の地盤改良で「柱状改良(セメント系)について解説しました。

今回は「砕石パイル」という地盤改良工事を解説します。

1.砕石パイル工法とは?(柱状改良との違い)

柱状改良が「セメントのミルクを地中の土と混ぜてガチガチのコンクリートの柱を作る」のに対し、砕石パイル工法は「天然の小さく砕いた石(砕石)だけを地中に詰め込んで頑丈な柱を作る」工法です。

人工物(化学物質)を一切使わず、自然の石の力だけで家を支えるのが最大の特徴です。

2. 砕石パイルのメリット

 ① 土地の資産価値が落ちない!

 ・使うのは「天然の石」だけ。これは自然の一部とみなされるため、法律上も「埋設物(ゴミ)」にならず、土地の 資産価値が下がりません。将来、子供に土地を譲る時も安心です。

 ② 有害物質のリスクが「ゼロ」

 ・100%天然石なので、環境汚染や健康被害のリスクは完全にゼロです。

 ③ 地震(液状化)への強さが違う

 ・石の隙間から地中の水を逃がす(フィルターの役割)ことができるため、地震時の「液状化現象」を効果的に抑制できます。また、フレキシブルにしなるため、揺れによって折れる心配もありません。

3.知っておきたいデメリットと注意点

 ①他の工法に比べて費用がやや高め

  80万円~150万円ぐらいが相場になります。

 ②施工できない地盤がある

  極端に弱い地盤では難しくなります。

4.まとめ

2回にわたって「柱状改良」と「砕石パイル工法」を比較してきました。最終的な選び方の基準はシンプルです。

  • 柱状改良が向いている人:とにかく初期費用を抑えたい、または地盤が極端に緩くて砕石パイルが使えない場合。
  • 砕石パイルが向いている人:将来の土地の価値を守りたい、地震(液状化)対策を万全にしたい、家族の健康や環境にこだわりたい場合。

地盤改良は、家が建ってしまうと二度とやり直しができない重要な工程です。ぜひ一度、担当者に聞いてみてくださいね。