部屋を広く見せる「視線の抜け」とは?

みなさん、こんにちは!
長野で注文住宅・デザイン住宅を手掛けている「ALOHA100」プランナーの春原です。

家づくりのお打ち合わせで、多くのお客様から「とにかくリビングは広くしたい!」というご要望をいただきます。
しかし、土地の広さやご予算の都合上、どうしても面積には限りがあるものですよね。

そんな時、私たちが使うテクニックのひとつが「視線の抜け」を利用した空間設計です。
実際の畳数以上に部屋を広々と、そして開放的に見せる工夫をご紹介します。

「視線の抜け」とは、部屋の入り口から中を見たとき、
ソファに座ったときに、視界を遮るものがなく遠くまでスッと見通せる状態のことです。

人間の脳は、視線の先に広がりを感じると「この空間は広い」と錯覚します。
逆に、すぐに壁や背の高い家具が行く手を遮ると、実際には広い部屋でも圧迫感を感じてしまうのです。

「抜け感」を作る3つのテクニック

① 窓の配置で外の空間を取り込む
一番効果的なのは、視線を外へと誘導することです。
例えば、床から天井まである大きな窓(ハイサッシ)を採用したり、
ウッドデッキとリビングの床の高さを合わせて「中と外の連続性」を持たせたりすることで、
庭までがリビングの一部のように感じられます。
また、視線より高い位置に「高窓」を設けて空だけが見えるようにするのも、縦の抜け感を作る良い方法です。

② 天井まである「ハイドア」を採用する
一般的な室内ドアは、上部に少しだけ壁(垂れ壁)が残ります。
このドアを、天井と同じ高さの「ハイドア」に変更するだけで、ドアを開け放した時に隣の部屋や廊下との境界線が消え、天井が奥までスッキリと繋がって見えます。

③ 光と風を通す「スケルトン階段」
リビングに階段を設ける場合、踏み板と骨組みだけで作られたスケルトン階段が人気です。
蹴込み板(段と段の間の垂直な板)がないため、階段の奥まで視線が抜け、窓からの光も部屋全体に行き渡ります。
インテリアとしても非常にスタイリッシュです。

「あと2畳広くしたいけれど、予算が…」と悩んだ時は、面積を広げる代わりにこの「視線の抜け」を意識した設計を取り入れてみてはいかがでしょう。
プランナーの春原でした。