【気まぐれ旅日記⑰】「裏」から行く美ヶ原

こんにちは!長野で注文住宅・デザイン住宅を手がけている「ALOHA100」設計の中澤です。
旅先で出会った景色や歴史、思わず立ち止まった場所を紹介する「気まぐれ旅日記」。

今回は美ヶ原、、、といってもただの美ヶ原ではない「裏」美ヶ原です。

長野県を代表するドライブコース、ビーナスライン。

地元が茅野ということもあり、美ヶ原へ行くときは霧ヶ峰からビーナスラインを走って向かうのが、自分にとってはおなじみのルートです。

ですが今回は、いつもとは反対側。

松本市街から美鈴湖のほとりを通り、美ヶ原自然保護センターへと登っていくルートを走ってみました。

美鈴湖から先は、森の中を縫うようにぐんぐん標高を上げていきます。

高原の中を気持ちよく走り抜けるいつものビーナスラインとは少し違い、こちらは山をひたすら登っていくような道。

いわゆる「裏ビーナスライン」とも呼ばれるルートです。

途中、木々の切れ間から振り返ると、眼下には松本の街並み。

普段はビーナスライン側から訪れることが多いので、松本の街を見下ろしながら美ヶ原へ向かう景色はかなり新鮮でした。

そして、美ヶ原自然保護センターに到着。

ここでまずは腹ごしらえです。

なんとここでは、松本市内のカレー屋さんとコラボした本格派カレーを食べることができます。

骨付きの鶏肉がドン!

大きなジャガイモにゆで卵まで乗った、このビジュアル。

見ているだけでよだれが止まりません。

さっそくいただいてみると……

辛い!!!

かなり本格的。そして、かなり激辛です。

おいしい。でも辛い。

辛い。でももう一口食べたくなる。

そんなカレーと格闘しながら腹ごしらえを済ませ、今回はここから王ヶ頭を目指して歩いてみることにしました。

歩き始めてしばらくすると、なにやら気になる看板を発見。

普通の砂利道をそのまま歩いていくのも少し単調だし、名前もなんだか面白そう。

せっかくなので行ってみることにしました。

最初のうちは、ちょっとした遊歩道くらいの気持ちで歩いていたのですが……

しばらく進んだところで、ふと思います。

これ、登山道じゃね?

足元はどんどん険しくなり、周りは笹だらけ。

木の階段を登り、細い道を進んでいきます。

そして、すれ違う人を見てみると、皆さんしっかり登山装備。

登山靴にリュック、長袖長ズボン。

一方こちらは半袖。

どうやら完全に場違いです。

天狗が修行したからこの名前なのかは分かりませんが、天狗の露路という名前に納得してしまうくらい、なかなか手ごわい道でした。

なんとか登り切り、美ヶ原の台上へ。

……ところが。

標高を上げるにつれて、だんだん周囲が白くなっていきます。

嫌な予感。

どこを見ても霧。

さっきまで松本市街が見えていたとは思えないほど、一気に景色が変わってしまいました。

そして、ようやく美ヶ原高原へ。

王ヶ頭方面へさらに歩いていきますが、状況は変わらず。

むしろ霧はどんどん濃くなっていきます。

やがて、霧の中から大きな建物がぼんやりと姿を現しました。

まるでルイージマンションの世界に迷い込んだかのよう。

掃除機片手にお化けを吸い取り続けるルイージの視点はこんな感じだったのかなと、ルイージがおびえるのもわかるなと思いながら歩みを進めます。

そしてその先には、美ヶ原らしい巨大な電波塔。

晴れていれば遠くからでも目立つはずの鉄塔が、霧の中から突然現れる光景はちょっと異世界のよう。

これはこれでなかなか迫力があります。

そしてついに、王ヶ頭へ到着。

標高2,034m。

美ヶ原の最高地点まで、なんとかたどり着きました。

ただし……

なんも見えん!

せっせとここまで歩いてきたというのに、楽しみにしていた景色は完全に霧の向こう側です。

最後に王ヶ頭の鳥居へ。

背後には、霧の中にぼんやりと浮かぶ電波塔。

快晴の美ヶ原とはまた違う、ちょっと不思議な景色を見ることができました。

いつも走っているビーナスラインとは反対側から美ヶ原へ登り、激辛カレーを食べ、軽い気持ちで天狗の露路へ入り、最後は濃霧。

思っていた美ヶ原とはだいぶ違う一日になりましたが、これはこれでなかなか面白い旅になりました。

次こそは晴れた王ヶ頭からの景色を見たいものです。