②韓流ドラマ『愛の不時着』とDMZ と脱北者

長野で注文住宅・デザイン住宅を手がけかている「ALOHA100」ボスの山崎です。
前回からの続きとなります。
早速ですが
まずDMZ自体の意味がわからない方いらっしゃると思います。
『愛の不時着』でも序盤は結構な頻度でこのDMZ登場します。
簡単に説明したいと思います。
1950年に始まった朝鮮戦争ですが
1953年に休戦となりました。
つまり厳密に言うと北朝鮮と大韓民国
の戦争は今もなお終わっておりません。
上の画像のように東西の赤い線が北緯38度付近
北緯38度付近からお互いの国2キロ
つまり4キロにわたり非武装地帯として
設定しているのがDMZ軍事境界線となります。
ちなみに38度線が現在の北朝鮮と大韓民国の
正確な国境ではありません。
まだ戦争中なので確定してません。
未だに両国で小競り合いがあるそうです。
このDMZ内には
両国の軍隊の駐屯や武器の配置、軍事施設の設置をしておらず

1953年から現在まで70年以上の間手つかずの為
自然豊かな楽園であり
絶滅危惧種などの生物が多数居る大変貴重な場所
でもあるそうです。
ちなみにこのDMZ内には南北合わせて
200万個以上のの地雷が未だにあるそうです。
恐ろしいですね。。。
『愛の不時着』主人公ユン・セリはこのDMZ内を
地雷が多くあるにも関わらず
爆走するシーンも登場しま。 (笑)
そしてこのDMZ内に
個人で訪れる事はできません。
教育されたツアーガイドのいる
ツアーのみでここを訪れる事ができます。
実際ここに入る時、出る時一人一人のツアー客が
韓国兵に身元確認とパスポートをチェックを受けました。
ツアーとはいえ結構緊張感がある場所もありました。
ソウル市内からバスで約一時間。

ツアー客の9割が欧米人。移動の車内はこんな感じであります。
そして実際に脱北した方が目的地のDMZまで同乗してくれまして
北朝鮮の生活や、残してきた家族
そして脱北した方法なども含め色々なお話をしてくれました。
後半には少し質問タイムが設けられ
せっかくですので私からもいくつか質問させて頂きました。
「韓流ドラマ愛の不時着は観たことありますか?」
「実際の北朝鮮とドラマで観た北朝鮮に違いがありますか?」
『もちろん愛の不時着は観ました。『愛の不時着』の北朝鮮はかなり着色されており、実際には食べるものが本当に少ないので、地面に穴を掘って、そこにとにかくキムチを沢山漬けてそれをおかずに食べていました』
との事でした。

脱北者の方と記念撮影も一緒に撮らせて頂きました。

途中、川の向こう岸は北朝鮮が見えます。


写真のマップ上の川の上がもう北朝鮮です
途中からカメラの撮影は一切ダメと言われました。
到着した展望台からは板門店やケソン工業団地も見る事ができます。
板門店は2019年にトランプ大統領がキム・ジョンウン総書記と会談した場所です。
何だか不思議な気持ちになります。
島国日本国民なのでなおさらです。
なかなか普段見れない場所を見て体験できたこと
感謝しかありません。

そのほかに北朝鮮が大韓民国に奇襲攻撃を仕掛ける為に
秘密裏に掘ったトンネルも実際に見てきました。北朝鮮側から掘って大韓民国側に通じるトンネルです。
脱北者の証言によってわかったそうです。
北朝鮮から大韓民国へ合計4つのトンネルが掘られていたそうですが、
そのうちの第三トンネルは実際に見る事ができます。
一番上の朝鮮半島の画像にも4つのトンネルが記載されております。
そして何度も観ている『愛の不時着』にでてくるDMZの意味が
ようやく今回韓国のDMZに実際行ってみて
DMZ理解することができました。
このブログの最初にDMZの説明をさぞ知っているかのように
偉そうに説明させて頂きましたが
今日の今日まで全く理解できてませんでした。
大変申し訳ございませんでした。
opt out
それでは。

皆さんと一緒に記念撮影