玄関ドアが重い!?高気密住宅だからこその悩み・・・

こんにちは!長野で注文住宅・デザイン住宅を手掛けている「ALOHA100」インテリアコーディネーターの山岸です。^^

先日、お施主様の社内検査に行ってきました!
傷や汚れがないか、仕様は間違っていないか、機器がちゃんと動作しているか
などなど、このお家の工事にかかわった営業・設計・現場監督・コーディネーターみんなでチェックします。^^

外から見た感じは、外壁もきれいだし良さそう!
中に入ろうと玄関ドアに手をかけたのですが、開かない、、、!!

かなり体重をかけてやっと開いてくれました!

これ、玄関ドアが渋いわけでも壊れているわけでもなくて、
お家の隙間がとーっても少ない「高気密住宅」ならではの悩みなんです!

例えば、キッチンでお料理をしていて換気扇を回していたりすると、お家の中の空気が外へ排出されます。
その分、どこかから空気が入ってきてくれればいいのですが、
ほぼ隙間がないALOHAの住宅は、どんどん室内の空気が排出されてお家の中は真空状態になっていってしまうんです。
そうすると中と外の気圧の差で、玄関ドアが重く開けずらいことがあるんですよね。

どれくらい隙間がないのかというと、実際の気密測定の結果はC値=0.2。
1㎡に0.2㎠しか隙間がないということになります。
今回のお家の大きさにすると、約33坪のお家に4.7㎝×4.7㎝程度の隙間、家中の隙間を1ヵ所に集めても名刺の半分くらいのサイズしかないってことです。
正直これだけ気密性能が高いと、今回のような思わぬ弊害もあったりします。笑
が、これだけ気密にもこだわっている住宅だからこそ、冬でもエアコン1台で家中を温めることできるんですよ。^^

ちなみに、
対策としてはレンジフードは同時給排といって排気をしながら給気もしてくれるレンジフードを使用しています。
それでも重いと感じる時は少し窓を開けてあげると気圧差が解消します。^^
他にも、給気フィルターが目詰まりをしていたりするとうまく給気ができなくなってしまうので、定期的にお掃除をしてあげましょう!

ということで、性能の高い住宅ならではの思わぬお悩みの話でした!

それでは、コーディネーターの山岸でした。^^