宅建受験生だったあの頃のリアルな気持ち

こんにちは!
長野で注文住宅・デザイン住宅を手掛けております「ALOHA100」の鈴木です。
いよいよ今月19日、宅地建物取引士試験が行われます。毎年20万人以上が受験し、不動産系の国家資格の中でも特に人気のある試験です。昨年の受験者数は24万人を超え、合格率はおよそ18%。狭き門ではありますが、合格すれば将来のキャリアに大きな強みとなります。
私自身もかつては受験生のひとりでした。正直に言うと、2度不合格を経験しました。勉強のやり方が分からなかったり、モチベーションが続かなかったり。焦りと不安が常に頭の片隅にありました。それでも諦めずに挑戦し、3回目でようやく合格することができました。あの瞬間の達成感はいまでも鮮明に覚えています。
受験勉強の終盤は、何をやっても不安で、机に向かっていても落ち着きませんでした。私がやったことといえば、とにかく模試を受け続けたこと。無料も有料も、難易度もバラバラでしたが、30点前半しか取れないこともあれば、40点台に届くこともあり、そのたびに一喜一憂していました。最後にたどり着いた結論は「宅建業法を完璧に覚える」ということ。試験本番では業法だけで20点満点を取れたことで合格につながったと思います。民法や税法は、正直その年によって出題傾向が読めず、運の要素もあります。それでも、業法を徹底的に固めることで合格の可能性は確実に高まります。
試験勉強は孤独に思えるかもしれませんが、実際には家族や周りの支えが大きな力になりました。私も勉強時間を確保するために、家族の理解を得られたことがとてもありがたかったです。そして試験が終わった後は、我慢していたことを解放するように思いっきり家族サービスをしました。
合格後の未来は、間違いなく開けています。不動産業に携わるなら「宅建を持っている」というだけで信頼感が違います。お客様からの安心感、会社からの期待値、自分自身の自信。そのすべてが変わります。あのとき頑張って本当によかったと心から思えます。
受験を控えている皆さん。いまが一番つらい時期だと思いますが、どうか最後まで諦めずに、ベストを尽くしてください。努力は必ず力になります。本試験が終わったら、胸を張ってご自身を労ってください。そして、その先に待つ新しい未来を楽しみにしていてください。