幻のドーナツ「もっちゅりん」を巡る、我が家の戦いの結末。

長野で注文住宅・デザイン住宅を手がけかている「ALOHA100」設計の菅原です。

ある朝、娘が上機嫌で謎の呪文を唱えていた。

「もっちゅりん♪ もっちゅりん♪」

なんだその可愛い生き物みたいな名前は。 しかししばらくすると、「全然つながらない……」と一気にテンション急降下。

出勤前の忙しい時間だったため、私の頭の中は「???」のまま、とりあえず仕事へ向かった。

夜、仕事を終えて帰宅。 ドアを開けると、妻と娘たちが神妙な面持ちで話し込んでいる。

「やっぱり、もっちゅりん駄目だね……」

まだ言ってる。さすがに気になって正体を問い詰めてみると、なんと**「ドーナツ」**だという。 しかも朝からずーーーっと、予約サイトにアクセスすらできないらしい。

スイーツに疎い私だが、そこまで言われると俄然食べてみたくなる。

そして夜の11時過ぎ。リビングに歓喜の悲鳴が響き渡った。 「やっと予約できたーーー!!!」

朝の7時から夜の11時まで、じつに16時間。 スマホ画面を叩き続けた娘たちの執念が、ついに実った瞬間だった。

よし、これで私も「もっちゅりん」とやらを拝めるぞ!とガッツポーズをした直後、娘から非情な宣告が下る。

「3個しか枠が取れなかった」

我が家は、妻、娘2人、そして私の「4人家族」である。

16時間戦った戦士は3人(妻・娘・娘)。 応援に回っていた一般兵(私)は1人。

――厳しい現実が、そこにありました。

予約日には誰よりも早く帰宅することを決意した私です。