【気まぐれ旅日記⑱】須坂の空に現れる、不思議な雲たち

こんにちは!長野で注文住宅・デザイン住宅を手がけている「ALOHA100」設計の中澤です。
旅先で出会った景色や歴史、思わず立ち止まった場所を紹介する「気まぐれ旅日記」。
今回はちょっと趣向を変えて、須坂で見つけた「不思議な、でも絵になる雲たち」をご紹介します。
普段、長野市から須坂まで通勤しているのですが、朝は比較的早め。
眠い目をこすりながら会社へ向かう毎日ですが、その時間だからこそ出会える景色もあります。
特に面白いのが、山に囲まれた須坂ならではの雲の表情です。

まずはこちら。
山の向こうに、まるで巨大な壁のように連なる雲。
雲海ならぬ「雲壁」とでも呼びたくなるような景色です。
普通の雲なら、ふわふわと空に浮かんでいるイメージですが、この日は山の稜線に沿うように一直線。
向こう側の世界を隠してしまう、巨大なカーテンのようにも見えます。
手前には田んぼや住宅が広がる、いつもの須坂の風景。
それなのに、雲ひとつでどこか別の場所のように見えてしまうのが面白いところです。

続いては、雨上がりの朝。
山の間を白い雲が漂い、全体的に色味の落ちた景色になっていました。
これ、写真を加工して彩度を落としたわけではありません。
本当にこの色なんです!
山の濃淡と、その間を流れる白い雲。
まるで水墨画をそのまま立体にしたような景色です。
町並みの向こうに何重にも山が重なり、その間を雲がゆっくりと流れていく。
迫力があるというか、幻想的というか。
思わずしばらく眺めてしまいました。

横に広く切り取ってみると、さらに雲の広がりがよく分かります。
山の斜面を這うように雲が流れ、谷という谷に白い霧が入り込んでいます。
晴れた日のくっきりとした山並みもきれいですが、個人的にはこういう少し天気の悪い日の山もかなり好きです。
いつも見ている山なのに、雲の位置や光の入り方だけで全く違う表情に見える。
「今日なんかすごいな」と思った日は、ついつい写真を撮ってしまいます。

そして最後は朝焼け。
まだ日が昇りきる少し前。
菅平方面の山々は逆光で真っ黒なシルエットになり、その向こうでは空が赤く燃えていました。
下には雲が広がり、上にはオレンジ色に染まった空。
暗い山とのコントラストがとてもきれいです。
夕焼けを見る機会は比較的多いですが、朝焼けはその時間に起きて、その場所にいなければなかなか出会えません。
夕日もいいですが、朝焼けもなかなかにおしゃれです。
こうした写真を撮っている場所はすべて須坂市内。
出勤して、ふと山を見る。
「今日の空、なんかいいな」と思ったら車を降りて、一人で写真を撮る。
そしてそのまま、朝の涼しい風を浴びながら大きく伸びをする。
これがとても気持ちいいんです。
少し眠かった頭もすっきりして、「さて、今日も一日頑張りますか」という気分になります。
毎日同じ道を通って、同じ場所へ仕事に行っていても、空や雲は毎日違う表情を見せてくれます。
観光地へ出かけて見る絶景ももちろん好きですが、こういう何気ない日常の中で突然現れる景色もまたいいものです。
これから季節が進めば、山の色も変わり、やがて雪景色へ。
その頃には、また今とは全く違う須坂の景色が見られそうです。
毎朝なんとなく眺めている須坂の空。
意外と侮れません。
次はどんな景色に出会えるでしょうか。





